老後も住宅ローンを払う
家計リスク
ずっと住んでいたアパート、気に入っていたようですね
ボロいと言えばそれまでですが、どこか京都的な風情みたいなのがあって落ち着くというか。もちろん、家賃が画期的に安かったのも、長く住んでいた理由なのですが
それが建て壊しになるということで、住宅購入を決意された
それまで持ち家願望はまったくありませんでした。ところが、買いたいと思った途端、急に住宅情報サイトを調べたり、インテリア雑誌を買ってきたり。実は私、家が欲しかったんだということに気づきました
心配されているのは、ローンを長く組まないといけない点ですね
70歳過ぎてもローンを払うことが、はたして可能なのかということ。でも、低い家賃に慣れてしまっているので、いきなりローンの支払額が大きくなると、家計破綻しそうな気もするんですね
家計について質問したいのですが、ボーナスからは一切貯蓄していないようですが、毎年そうなのですか?
ここ4、5年はそうです。ストレス解消を兼ねて、海外に行って散財してしまうので。気が向いたらパッと行ってしまいます。おかげで、お金は貯まらないけど、思い出はいっぱい貯まりました(笑)
それはすばらしい(笑)。それと、勤務先の定年は何歳までになりますか?
一応、60歳です。定年延長の形で65歳までは働けると聞いています
わかりました。一般には住宅ローンはできれば60歳、遅くとも65歳までには完済したいところです。定年後も住宅ローンを支払うことは、大きな家計負担になる可能性が高いからですが、その点についてさらに詳しく見てみましょう